2016年11月24日木曜日

第02話 まちの記憶

ついに初雪が降りましたね。
なんでも、今年の初雪は昨年より16日も早いのだとか。
早め早めの防寒対策が必要な冬になりそうです。




身にしみる寒さの中、七日町をぶらり。




夕暮れの七日町です
























ふと足元に目をやると、地面のあるものに気がつきました。




これは一体?

























銅板に彫られた「ニュートンの円盤」




どうやら映写機のようですね。




ここ七日町には以前、映画館が立ち並ぶ繁華街がありました。
それが現・山形銀行本店前。




通称「シネマ通り」です。




「山形国際ドキュメンタリー映画祭」の舞台となった【シネマ旭】や【山形ミューズ】を始め、
11もの映画館がひしめき合っていたのだそう。




映画館が全て廃館されてしまった今、
『映画王国・山形』の象徴として現代に残されたのが、これら6枚の銅板彫刻。





エジソンのキネトスコープ
























フィルム式クロノフォトグラフ

























フェナキスティスコープ
























エミール・レイノーのプラキシノスコープ
























明治40年頃の映画館 「千歳座」

























映画の発展に貢献した発明品や、過去の山形の姿が刻まれています。




山形のシンボルとして、長年にわたり県民に愛され続けた「シネマ通り」




たまには立ち止まって、歴史に思いを馳せてみませんか?




(文・写真  迎田崚真)

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