2018年12月6日木曜日

第50話 趣味が集まる場所

~お店との出会い~

手が赤くなる程寒くなってきた今日この頃。

文翔館前で友人と待ち合わせをしていた。

少し早く来てしまったので、足を休める場所を探していたところ、洒落たカフェが目に入った。
店内インテリア
















店内は広々とした開放的な空間で、テーブル同士の間隔が程よく空いていた。

壁は、映画のポスターやパンフレット、ギターやCD、漫画やテーブルゲームなどで飾られていた。
映画のパンフレット

映画のポスターとギター

カウンター













これらは全て店主さんの趣味である。


特に凄かったのは、店主さんが学生時代に集めていた映画のパンフレットだ

90年代の貴重なものもあった。

お店の奥にあった原付バイクも存在感があった。
ニュー・シネマ・パラダイス


店主さんのバイク

















~朝ごはん~

映画のパンフレットがとても気になってはいたが、朝ご飯を食べていなかったので、とりあえず何か食べたかった。

そこで私が選んだのが『塩キャラメルとバナナのパン・ペリュデュ』だ。
塩キャラメルとバナナのパン・ペリュデュ
¥800

















フレンチトーストに生クリームとキャラメルソース、バナナがトッピングされていた。

自家製パンなだけあって、今まで食べたことがないもちもち食感。

強めの塩加減と生クリームとキャラメルの甘さが絶妙にマッチしていてとても美味しかった。

ボリュームがあり、食べ応えも満点だった。





~インタビュー~

ここで、このお店をブログに載せたいと思い、店主さんにインタビューすることにした。

インタビューをお願いすると、快く承諾してくださった。




「このお店はいつから始めましたか。」

ー今年の8月10日です。


 この建物は50年くらいのもので古くて汚かったから改装が大変でした。

 芸工大の子が有志で手伝ってくれて助りました。





「ちなみに奥さんは外国の方ですよね。どちらの出身ですか。」

ールーマニアです。

 僕、海外で働いていて、その時に出会ったんです。





「海外でのお仕事を辞めてこのカフェの経営を始めたんですか。」

ー僕は40になったら仕事を辞めてカフェをやろうと思っていたんです。


 カフェを始める時、僕に残っている私産といったら映画や音楽だったんです。

 それで映画や音楽をテーマにしたカフェを始めました。





「このカフェを経営するにあたってこだわりはありますか。」

ー自家製パンを作っていることですね。

 先ほど食べていただいたのも自家製です。

 あとは、お肉はお店から直接入荷しています。

 基本地元のものを使っています。

 お客様のご要望があれば地元のもの以外のものも使用します。





「お勧めの1品を教えていただけますか。」

ー自家製パンを使っている『パン・ペルデュ』ですね。

 フランス語でフレンチトーストという意味なんです。





~店内巡り~

この後、店主さんに許可をもらい店内を見させていただいた。

まずは、入り口のショーウィンドーの雑貨を見た。
入り口のショーウィンドー














これらは、奥さんが手編みで作ったもの。

サメのルームソックスや動物のポーチ、しおりなど可愛らしい編み物が沢山あった。

作って欲しいものの写真があれば、手編みで作ってくれる。
サメのルームソックス

ポニーのしおり














また、芸工大生が作ったイヤリングや置物もあった。クリスマスらしくて可愛かった。
イヤリング

置物












次に壁の棚に並べられた映画のパンフレットを見た。

90年代前後の『ニュー・シネマ・パラダイス』、『ジュラシック・パーク』から2000年代の『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『アメリ』など、昔の貴重なものから最近のものまで沢山揃っていた。

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』を夢中で見ていたら、店主さんが、

「リクエストがあれば好きなCDを流ながすよ。」

と声をかけてくださり、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』のCDをリクエストした。





















他にも沢山CDがあったので、是非聞いてみたい。
CDの棚



















~ランチ~

パンフレットを見ていたらかれこれ3時間が経過していた。

お昼時だったので、ロースビーフ丼を注文した。

ローストビーフ丼
¥900




















おしゃれな盛り付けで、赤身が詰まったお肉とガーリックベースのソースがとても美味しかった。

まだまだ美味しそうなメニューが沢山あったので、また注文したい。





~まとめ~
Cafe BOXでは映画の上映会や楽器の演奏会などができる。

近々古着がお店に並ぶようだ。

アーティストさんの展覧会もやるらしい。

是非足を運んでみて欲しい。

今日は、思わぬ出会いがあって充実した時間を過ごせた。

たまにふらりと街を歩くのも悪くない。






(文・写真 芹澤菜月)



Cafe BOX
住所:山形市七日町3丁目5番18号 工藤ビル1階
電話番号:023-676-5858
営業時間:12:00~23:00





2018年11月29日木曜日

第49話 時代を超えて、再び


もうすぐ12月、今年もあと1ヵ月です。

山形市もついに朝は霜が降りていました。

徐々に冬へと近づいていますね。

みなさま体調にはお気を付けください。


さて、七日町を歩き回っていると、

白塗りのかわいい外観のお店を発見しました。


七日町一番街をずっと真っすぐ進むと左手に見えます。

『Cafe&Dining 茶房(さぼう)』というお店です。

白い外観に目を惹きます
















今回はそこへお邪魔させていただきました。


中へ入ると、洋風でおしゃれな空間が広がっていました。

インテリアが可愛らしく明るく心地いい

















女性一人でも入りやすい、

落ち着いた雰囲気がしました。

左手には、靴を脱いで座れる、

まるで家のリビングのような場所もあります。


店員さんは奥様と娘さんのお二人で

とても親切で丁寧に接していただきました。

オーナーのご主人は私が訪れた日には不在でしたが

3人で切り盛りしているようです。


今回、特別に取材の許可をいただいたので

とてもありがたく思っております。


メニューには、おしるこやスムージーなど

他にはない、めずらしいメニューもたくさんあり、目移りしそうです。

お腹を空かせていた私はランチセットのオムライスを注文。

デザート、飲み物もセットであります

















卵がトロトロでとっても美味しい!

手作りの味が身体に沁みます…



お話を聞くと、このお店は今年の5月にオープンしたばかり。

このお店の場所には、ついこの前までは違うお店が構えていました。

しかし、ずっと昔、戦後のときは、ご主人のお母様が

この場所で初代の「茶房」としてお店を開いていたようです。


そのため、「58年ぶりに同じ場所で「茶房」としてカフェを開けた」

と、お聞きしました。


昔よくいらっしゃったお客さんも再び訪れるようになり

「懐かしい、懐かしい」とおっしゃってくれるそうです。


また、メニュー表の裏に、ご主人のご挨拶の文で

こんなことが書かれていました。


「地域コミュニティを大切にしたい」


七日町、地域のひとのためのお店。

きっとお母様もご主人も

七日町を大切に思っていたのだと感じました。


そして、お店の傍らにはいろいろな人たちが作られた

ハンドメイド作品や手作りクッキーを販売されています。

ぜんぶ手作り


















みなさまもぜひ、足を運んでみてください。

(文・写真 梅津咲希)


Cafe&Dining 茶房
住所 山形市七日町2-3-25
電話番号 070-2020-4576
営業時間 10:30-17:00
定休日 毎週土曜、第2・4水曜日

2018年11月22日木曜日

第48話 優しい味と心

11月も後半となり、さらに寒さが厳しくなってきました。


外に吹く風は冷たさとともに、

澄んだ空気を運んで来ていますね。


最近西蔵王の方に山形の夜景を見に行きましたが、

この時期に見る夜景は格別です。





さて、今回訪れたは私の大好きなお店。

文翔館前の通りから一歩路地に入るとあります。

外からついつい覗きたくなる佇まい
























ビルの一階に入っている可愛らしいお店。

nicoドーナツ 」さんです。




店内は清潔感のある白い壁に、

落ち着きを感じる木製の家具。

そして温かみのあるライト。



つい長居してしまいたくなる、

ほっこりする空間です。

向かい合わせで会話も弾むかも


























今回お邪魔した時間が閉店間際で、

残念なことにほとんどドーナツが残っておりませんでした。




その中で人気No,1のプレーンとメイプルナッツに紅茶のセットを注文。


ドーナツには「nico」の文字
























一つ一つはそこまで大きくないサイズ感です。

中はモチモチで、外は薄くパリッ。

油が少なくとても食べやすいです。

こだわりの素材から生まれた体に優しいシンプルなドーナツでした。


美味しさお持ち帰り

























テイクアウトもできるので、

ちょっとした手土産にも良いですね。




ブログに掲載したいんですとお話しすると

快く承諾してくださり、

店員さんまで素敵な方でした。





お腹も心も満たされるお店「nicoドーナツ」



みなさんもぜひ満たされに行ってみてください。






(文・写真 長谷川ののか)

住所:山形県山形市本町1-7-26 1F
電話番号:023-665-4330
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜日


2018年11月15日木曜日

第47話 こだわりの新しさ



風が冷たく、そろそろ上着を離せなくなる寒さになりましたね。




この日、私はあるお店に行くために朝から七日町を歩いていました。

実は前に一度行ったことがあるのですが、

時間が無くちゃんと店内を見れませんでした。

この機会に行ってみよう!そう思い向かってみることに。




白が基調の可愛い見た目
























文翔館の裏にポツンとある可愛いお店。

その名も「kotonowa」さん。




宝石みたい




店内も白でスッキリと統一されていて、

どのお菓子も綺麗に並べられています。



その中でも目を惹かれたのが「チョコレート」

何やら有名だと聞いた事が……

店主さんにお話を伺ってみることに。



『チョコレートは年間通して売っています。
 
 夏の時期は売れなくて、出さないお店もあるけれど
 
 しっかり管理しながらやっていく事で、お店の柱にしたいですね。』




気になる味がたくさん























なんでも、店主さんはベルギーに1、2年行っていたそう。

そんなこだわりのチョコレート、期待抜群です。

どれにしようか迷い、6個入り1箱のものを買いました。




どれから食べよう……























「kotonowa」の名前は奥さんが付けたようで、

『いろんな出来事を通してお客様と大きな輪になって触れ合って行きたい』
『お客様に色々な場面で使ってほしい』

そんな思いが込められています。



実はお店の名前に、店主さんの試行錯誤の名残が!

店名の後ろに「habitude」と小さく書いています。

フランス語で、意味は日常や習慣なのだとか。素敵ですね。





なんと店主さんは七日町出身の方でした。

『七日町のシンボルである文翔館の裏にお店を建てられたのも良いですね。』



静かな街の雰囲気に溶け込む「kotonowa」さん。

また行こう、そう思える優しいお店でした。




(文・写真 小野葉月)

patisserie chokolaterie kotonowa

住所:山形市旅篭町3-3-41
電話番号:023-609-9344
営業時間:10:00-19:00
定休日:火曜日


2018年11月8日木曜日

第46話 変わりゆく街並み


11月に入り、日が暮れるのが早くなりました。

季節は徐々に冬へと近づいてきていますね。


七日町を歩いていると、

昔ながらの建物のなかにひとつ、おしゃれなお店がありました。

やわらかい印象の外観
















今回、私が訪れたのは

七日町シネマ通りを少し進んだところにある

「汽水域」という雑貨屋さんです。


窓の上に文字。右の建物から「ア」「ル」「ケ」見えますか?
















ここのお店、もともと長屋だった建物らしいのです。

この長屋は戦前からあったものらしく、本来5つ並んでいたみたいです。


その建物一つずつに

「アルケイド」=「アーケイド」と書かれていました。


しかし、残念ながら戦時中の道路拡幅工事で

最後の2つの「イ」と「ド」が取り壊しに…。


と、そんな歴史があるところだそうです!



さて、ではそろそろ中に入ってみましょう。

表札にお店のロゴ
















入口には黒板と表札がありました。

どうやら彫金雑貨のお店のようです。

シンプルな空間がまた良い


中に入ると、「いらっしゃいませ」と

やさしそうな女性の方が声をかけてくれました。


店内も落ち着いた雰囲気で

居心地の良い空間が広がっています。



彫金のアクセサリーや食器、ウッド製品などのさまざまな小物。

どれも手作りで、繊細で美しいものばかり。

眺めているだけで満足します。

細かい模様が施された彫金のお皿
















そして、先ほどの女性の方にお話をお伺いすると

このお店は昨年の9月にオープンしたばかりのようでした。


また、旦那さんと二人で経営しているそうです。

二人とも京都で彫金を学んで、旦那さんの地元山形市に戻ってきたとのこと。


旦那さんが主に制作をしており、

奥さんもアクセサリーを手掛けているみたいでした。



二階の工房も見学できるようなので

お邪魔させていただきました。

沢山の工具と本に囲まれたアトリエ
















中に入ると、例のご主人が出迎えてくれました。

お忙しい中、ありがとうございます、、!!

サンプルの作品。とっても細かい

















工房のなかを見学していると、

サンプルで作られた小物がたくさん。

細かく繊細な加工を施されたものが多く

すごいしか出てきません!



ご主人の出身は山形市。

おじいさんが彫金師であり、その影響で彫金の道へ。


七日町には、学生時代よく学校帰りに

寄っていたほど住み慣れたところだったみたいです。


しかし、15年ぶりに戻ってきたら

駅前や七日町などの街並みが

ほとんど変わっていて驚いた!とのこと。


たしかに、いろんな思い出があった地元が

廃れてしまったのを見るのは、言葉で表せないような

なんとも切ないですね、、


ご主人のお話を聞き

なんだか私も地元が恋しい気持ちになりました。


山形には珍しい彫金雑貨屋 汽水域さん。

場所にも作品にも、いろんな思いがつまっています。

彫金造り体験のワークショップも行っているので

ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。


(文・写真 梅津咲希)

汽水域
https://www.kisui-iki.com

住所 〒990-0042 山形県七日町2丁目6-13
お問い合わせ 023-609-9406
営業時間 11:00-19:00
定休日 水曜日・木曜日