この日一番感動した建物は、最も美しい日本の赤レンガ建造物と言われている『文翔館』だ。
文翔館
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文翔館は、七日町大通りを突き当りまで進んだ場所に、どっしり構えている。
中庭 |
ここは、『るろうに剣心』のロケ地でも知られている。
時代を匂わせる赤レンガの存在感が何とも言えないほど美しい。
今回、私は文翔館の装飾を取り上げてみようと思う。
中央階段 |
まずは階段だ。
階段の手すりの装飾は、アカンサスの葉をモチーフにしているそうだ。
天井 |
天井の装飾も見どころだ。
この天井は、山形の職人さんが、すぐに固まってしまう漆喰に素早く装飾をしなければな
らない難しい技術で仕上げた、繊細な装飾で覆われている。
床 |
質感的には昔の学校の床と似ていたが、装飾は別格である。
壁
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壁の装飾も美しかった。
部屋ごとに異なった装飾で、どれも西洋的だった。
花を入れたデザインが多く、より西洋を感じられた。
門 |
最後に門の装飾だ。
鉄素材で、細かな装飾が細部まで施されていて、道行く人を魅了していた。
ハート形の装飾もあって、現代的な感じもした。
山形を歩いていると、惹き付けられる建物が沢山ある。
まだまだ発見していない建物があるだろう。
また良いものに出会える冒険に出てみよう。
(文・写真 芹澤菜月)
施設名所:山形県旧県庁及び県会議事堂(文翔館)
住所:山形県山形市旅篭町3丁目4-51
電話番号:023-635-500
営業時間:9:00~16:30
休館日:第1・第3月曜日、年末年始