こんにちは。
山形も少しずつ暖かくなってきましたね。
近所の桜も散りはじめ、季節の流れを感じます。
今思えば、東北ならではの冬を生きる知恵や、
山形ならではの冬の楽しみ方は多かったんだなと実感しています。
春の陽気のなかで、寒いからこそ感じる温かさを思い出します。
とは言え、やはり朝方と夜は、なかなかまだ寒い。
寒いからこそ面白い山形の楽しみ方、ラストスパートです!
今回は「紅弥」を紹介します。
連日賑わう、山形の新たな名所ほっとなる横丁にお店はあります。
店内は、10人座ればいっぱいになってしまうような、コの字型のカウンター。
絵本作家・荒井良二さん直筆の絵が飾ってあります |
ほっとなる横丁独特のシステムとして、お店にいながらにして、
別のお店に注文が出来るので、まさにメニューは選び放題なんですが、
このお店に来たからには「おでん」がおすすめ!
たくさんのおでんと、ジョッキで飲みたいほど美味しいスープ |
僕は、これまでおでんと言えば、
家かコンビニのものしか食べたことがなかったのですが、
紅弥のおでんは、そのどれとも違う塩味。
あっさりとしていながら、出汁の強烈なうまみを感じるスープは、
素材の美味しさを存分に引き立てます。
紅弥には、このスープに惚れ込んだお客さんも多く、
そんな方のためのドリンクメニューが存在します。
それは「スープ割」という、日本酒を紅弥のスープで割ったもの。
日本酒独特の、体が内側から温められるような感覚と、
紅弥の美味しく温かくスープが忽然一体となって、
寒い体もすぐに隅々まで温まります。
気に入った切子ガラスでいただくスープ割は格別 |
また、珍しいメニューとしては、
バジルと黒コショウでいただく「トマトのおでん」もあります。
スープが美味しいと、どんな素材でも受け入れられるんだなと、驚くほどの相性。
一見ポトフのような見た目ですが、しっかりおでんとして美味しいです。
他ではなかなか食べられないトマトのおでん |
どれもお手頃な価格で、
お会計の時に「え、あんなに食べたのに、こんな値段でいいの?」
と、驚いてしまうのも、こうしたお店の嬉しいところ。
ここでは紹介しきれないほど、具だくさんのおでんがあるので、
是非直接食べに行ってもらいたいんですが、
なんと紅弥のおでんは4月まで!
直接確認したところ、「寒いうちはまだやってるかも」とのことだったので、
まだ夜が寒いうちに、山形の寒さを楽しみつくしてみてはどうでしょうか?
(文・写真 北嶋孝祐)
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紅弥 味の里~やまがた~
住所 山形市七日町2丁目1-14
山形屋台村 ほっとなる横丁
営業時間 20:00~24:00
定休日 日曜日
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