2019年1月17日木曜日

第52話 ここから贈り物を

外に出ると息は白く、手はかじかむ季節になりました。


家に帰りこたるに入る瞬間、この上ない幸せを感じます。


東北の冬を乗り切るのはやはり厳しいものですね。









今回も以前行ってみて素敵だと思ったお店を紹介するべく

取材しに行ってきました。



大沼と山形グランドホテルの間にある路地に入るとそのお店はあります。





どこか懐かしさを感じさせる電光看板























その名も「栗の実洋品店」さん。




赤いレンガと屋根が目印
























「栗の実洋品店」は元々山形銀行本店のあたりで

「マロン」というお店として親しまれていました。



しかし、9年前に起きた火事が原因でお店をたたまざる負えなくなり、

現在の場所に移転してきたそうです。









店内に入ってみると、

白い壁にアンティーク調のライトの光が

反射して明るい印象です。




商品棚まで可愛らしい

























商品は店主さんのこだわりのセレクト。



自分の好みのもでもあるが

第一はお客さんが喜んでくれるもの、

必要としているものを取り揃えています。



また、逆アプローチでメーカーさんの方から

お店に置いてもらえないかというお誘いもあるそうです。



お客さんからもメーカーさんからも求められる素敵なお店。






食器は国産にこだわり、



美味しい時間を楽しめそう























衣服は山形にはないもの、

うちにしかないものを取り揃えているそうです。




他では買えない特別感

























アクセサリーも国産で、被らないデザインが魅力的。



量産型じゃないものへの興奮
























和装にも相性が良さそう




























ここは元々古い洋裁店でした。


全てオーダーメイドで、

店の二階で縫い子さんたちが

一着一着丁寧に作っていたとのこと。




形が珍しいフィッティングルーム
























そのためここのフィッチングルームは

当時と同じものと使用しています。







また、床は大工さんが工事してくれたが

それ以外は全て店主と旦那さんで行ったという内装の改装。





自作のタイル貼りカウンター

























商品の下のタイルも手作り





























店主さんは

ネットで買い物ができる時代だから、

ここにしかないものを置いている。

ここじゃないと買えないものを揃えている。

とおっしゃっていました。







皆さんも是非

ここにしかないものを見つけに行ってみませんか?







(文・写真 長谷川ののか)



栗の実洋品店

住所:山形市七日町1−2−56
電話番号:023-641-5884
営業時間:月〜木・日 10:00〜17:30  金・土 11:00〜18:00



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